気づけば、ずっと力が抜けなくなっていた
朝、起きた瞬間から体が重い。
昨日はちゃんと寝たはずなのに、もう疲れている。
昔みたいに無理はしていない。
仕事も、家のことも、少しは手を抜くようになった。
それなのに、体だけが置いていかれる感じがする。
「年齢のせいかな」
そう思ってみても、どこか腑に落ちない。
本当にしんどいのは、痛みや疲れそのものより、理由が分からないことかもしれない。

思い返してみると、ずっと気を張って生きてきた。
家族のこと。
仕事の責任。
人に迷惑をかけないように。
弱音を吐かないように。
その積み重ねが、いつの間にか「力を抜く感覚」を忘れさせていた。
肩に力が入っていることにも気づかず、
呼吸が浅いままが普通になって、
何もしていなくても体がこわばっている。
それが長く続くと、体は「これが通常運転だ」と覚えてしまう。
マッサージを受けると、その時は楽になる。
でも、数日経つとまた元に戻る。
それは、何かが足りないからではなく、
戻る場所が変わっていないから。
体はずっと、同じ緊張に戻っていただけだった。

不思議なもので、本当に力が抜けた瞬間は、
「楽!」というより「静か」になる。
呼吸が深くなって、頭の中がシンとする。
「ああ、こういう状態だったな」そんな感覚を思い出すだけ。
体は、本当はずっと知っている。
どうすれば回復するかも、どうすれば戻れるかも。
もし、この文章を読んで少し胸がゆるんだなら。
それはきっと、体が先に反応している。
無理に変わらなくていい。頑張らなくていい。
ただ、元の感覚に戻るだけ。
このコラムは、そのきっかけになれば十分です。
五色整体院は、静かに整えたい方のための完全予約制サロンです。空室のあるときのみ、ご案内しています。